西垂水産業建設は1991年、知覧町や農協と連携して町内で大量に発生する牛や豚、鶏の畜ふんを肥料にして活用しようと「クリーンベースちらん製造組合」を設立し、畜ふんや原木炭、木屑やせん定くずなどの腐葉土をまぜた環境にやさしい堆肥づくりを始めました。
農業生産法人クリーンベースちらんの農園は同町内に10ヘクタールあります。
農園では自社製の畜ふんや炭木くずなどを使った堆肥で、土づくりを入念に行い、無農薬で菜の花やゴマ、椿を栽培しています。
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同組合は2007年、農業生産法人に認定され、自社製堆肥を使って、ブロッコリーなどの野菜栽培をするとともに堆肥の販路拡大に注力。その積極的な営業活動の中で翌年、ゴマ栽培に取り組んでいる南さつま市の金峰ごま生産組合と出会い、ゴマ栽培に適した堆肥であると高い評価を得たことがきっかけでゴマ栽培をスタートさせました。
栽培では同組合や日本一の産地として知られる喜界町から栽培技術を学びエコファーマーの認定も受けています。ゴマの裏作で菜種栽培にも着手し畑のあぜや山林などにはヤブツバキ1000本以上を植えています。